こんにちは、あるいはこんばんは。「人・組織の困ったをハンズオンで解決に導く人事支援サービス」を提供している FiVE Inc. 代表の泉谷(@Show_Iz)です。少し前の話になるのですが、人事支援の一環として X(Twitter)で私的人事関連おすすめ書籍を紹介したところ、自分の中ではややバズりました笑。フロー情報であるポスト(Tweet)は流れてしまうことと、X をやっていない人の役にも届けばいいな〜という想いのもと、ストック情報となる本コラムに残しておこうと思います。実際のポスト(Tweet)は以下のとおりです。突然ですが、ここで私的人事関連おすすめ書籍を紹介します。GoogleとNetflixの書籍、心理学的経営はド定番過ぎるけど、読むたびに示唆を得られる逸品です。南さんの書籍は採用で追い込まれてた時期に読んだこともあり、電車の中で号泣した記憶がありますw。採用担当の方にぜひ読んでほしい書籍です。ちなみにストック情報として、本コラムにまとめるにあたり、4選から9選に大幅アップデートしています。新たにPickUpした内の最後の1冊、『人材開発・組織開発コンサルティング 人と組織の「課題解決」入門』は人事支援としてクライアントワークに従事している、いまの自分の襟を正してくれた2023年のベスト書籍となっています。なお、各書籍はいま人事の仕事をされている方に絶対に読んでいただきたい書籍であり、ネタバレを防ぐ意味でも内容については一切触れないでおこうと思いますので、あらかじめご理解いただけますと幸いです!人事領域のおすすめ書籍①NETFLIXの最強人事戦略 ~自由と責任の文化を築く~著者:パティ・マッコード、翻訳:櫻井 祐子発売日:2018年9月7日わたしは書籍を読む際には、あとで読み返したいと思う箇所にみず色の蛍光ペンでマーカーを引き、その箇所があるページの角を折るんですが、過去いちばんページが折れてる書籍が本書籍な気がしています。■Amazonでの紹介文DVDの郵送レンタルから、映画のストリーミング配信、独自コンテンツ製作へと業態を進化させながら驚異的な成長を続けるNETFLIX。その成功の秘密は、型破りな人事制度に支えられたカルチャーにある。「業界最高水準の給料」「将来の業務にふさわしくない人は解雇」「有給休暇は廃止」等、同社の元最高人事責任者が刺激的な戦略の精髄を示す。「シリコンバレー史上、最も重要な文書」と呼ばれたNETFLIX CULTURE DECKを元に書籍化!人事領域のおすすめ書籍②ワーク・ルールズ! -君の生き方とリーダーシップを変える著者:ラズロ・ボック、翻訳:鬼澤 忍、矢羽野 薫発売日:2015年7月31日■Amazonでの紹介文全世界話題!Googleの人事トップが採用、育成、評価のすべてを初めて語った。創造性を生み出す、新しい「働き方」の原理を全公開!Googleはいったいどんな仕組みで動いているのか?誰もが抱くこの疑問に、Googleの人事トップが答えます。21世紀の最強企業をかたちづくる、採用、育成、評価の仕組みをすべて惜しげもなく公開。本書で紹介される哲学と仕組みは、Googleだからできるというものではなく、あらゆる組織に応用できる普遍性を持っています。古いやり方で結果を出せと言われて困っているリーダー、古いやり方で評価されてやる気をそがれている若手、もっとクリエイティブに仕事をしたいと思っている人に知ってほしい、未来の働き方とは。いま働いているすべての人、これから働くすべての人に贈る、新しい働き方のバイブルとなる一冊。著者は2006年にGoogleに入社。あらゆる企業の人の扱い方に影響を与えたいという信念の下、Googleに入ることを選択。同社の従業員が6000人から6万人に増えていく過程で、Googleの人事システムを設計・進化させてきた責任者です。Googleは、世界各国で「最高の職場」として認められ、多くの賞を受賞。いったい、Googleは、どんなやり方で人を選んでいるのか?そうして選んだ人材に、どんな機会を与えているのか?優秀な社員同士に最高のチームをつくってもらう秘訣とは?社員をどう評価して、モチベーションを最大に保っているのか?働き方をめぐるこれらの重大テーマに、次々と答えを出していきます。《本書の主な内容》●Google人事トップによる、ベストチームを作りたい人へのアドバイス●なぜ一流大卒というだけではGoogleに入れないのか?●ハーバード大に入るより25倍も難しいと言われるGoogleの採用基準とは?●Googleは、社員の死後10年間、給与の50%をパートナーに支給している!?●同じ仕事でも、100倍の報酬差がついていい。●qDroid、Googleガイスト、プロジェクト・オキシジェン、UFSなど、Googleが採用している人事の具体的仕組みを全公開!●実験とデータを活用して制度を進化させるGoogleの工夫とは?●朝起きて、ワクワクしながら行ける会社って、どんな会社?●機械に負けない、人間らしいクリエイティブな働き方ってどんなもの?●人事に関する不満と不安を最大限減らすには、どうやればいい?人事領域のおすすめ書籍③心理学的経営 個をあるがままに生かす著者:大沢 武志発売日:1993年10月1日こちらの本は各方面から評判は聞くものの、絶版になっていてどうやっても手に入れられずに悶々としていたのですが、Amazonでのペーパーバックというかたちで復刻されてようやくようやく読むことができた書籍です。古い書籍ですが、いまの価値観で書かれたのかと思うくらい先見の明がある著者に脱帽します。■Amazonでの紹介文――私の考える心理学的経営とは、いわば経営リアリズムであって、まず、人間を人間としてあるがままにとらえるという現実認識が出発点なのである。――(序章より)人間をあるがままにとらえる「個性化」と「活性化」のマネジメントとは。江副浩正氏のもと、リクルートで30年にわたり組織における人間の「感情」や「個性」を深く追求した著者の、実務と研究に基づく全く新しい経営論。1993年に刊行された本書は今なお、「人材経営」の原点として求める声が多い。 四半世紀の時を越え、電子書籍・プリントオンデマンドで遂に復刊。序章 心理学的経営とは第一章 モティベーション・マネジメント第二章 小集団と人間関係第三章 組織の活性化第四章 リーダーシップと管理能力第五章 適性と人事第六章 個性化を求めてあとがき人事領域のおすすめ書籍④ともに戦える「仲間」のつくり方著者:南 壮一郎発売日:2013年4月8日本コラムを書くきっかけとなったポストにも記載していましたが、本書籍は自分自身が採用業務で追い込まれてた時期に読んだこともあり、電車の中で号泣した記憶があります笑。南さんの苦労を自分に重ねてしまったんでしょうね。。ビジネス書というよりは小説に近い印象を持っています。南さんのビズリーチの立ち上げまでの軌跡をTBSの日曜劇場枠でドラマ化してもいいかもしれません笑。■Amazonでの紹介文誰もが不可能だと言った「求職者課金型」転職支援サイト「ビズリーチ」を、なぜ日本で初めて立ち上げることができたのか? 自分の限界を認め、仲間の力を信じることで会社崩壊の危機を乗り越えた起業ストーリーをベースに、「仲間」を探し、巻き込み、その気にさせるチームづくりとリーダーシップの真髄を語る。人事領域のおすすめ書籍⑤戦略人事のビジョン 制度で縛るな、ストーリーを語れ著者:八木 洋介、金井 壽宏発売日:2012年5月17日■Amazonでの紹介文「人事」という言葉を聞いて何を想像するだろうか。 「人事に目をつけられたら出世できない」「一度にらまれたら何をされるかわからない」といった、 ネガティブなイメージを抱く人も多いのではないだろうか。 それは、多くの日本企業が「過去」を見る「継続性のマネジメント」に縛られ、人事がその先頭に立っているからだ。 いま求められるのは、「現在」を見る「戦略性のマネジメント」である。 NKKやGEで、長年、人事部門を歩んできた「人事のプロ」と組織行動研究の第一人者が、 人事本来の役割、人のやる気の引き出し方、組織開発の手法、リーダーの育成法などを経営の観点から綴った、稀有な一冊。人事領域のおすすめ書籍⑥経営×人材の超プロが教える 人を選ぶ技術著者:小野 壮彦発売日:2022年11月21日■Amazonでの紹介文「自分には人を見る目がない」と嘆くなかれ。「人を見る目がある人」「人を見る目がない人」この両者を分かつものは何か?その答えは・・・「人を見るための方法論」を持ちえているどうか。ただ、それだけです。しかしながら、世の中には「人を見るメソッド」が存在しません。長年の経験、勘、データの蓄積から織りなす、得も言われぬ「何か」が「人を見る目」をもたらす。つまり、言語化も体系化もなされていないのが、「人を見る」ための技術でした。そんな常識を打破するのが本書です。「人を見る目」は鍛えられる。そして「人を選ぶ力」が人生を変える。起業家×経営者×コンサルのトリプルキャリアを持ち、世界最高峰ヘッドハンティングファームの共同経営者を務め、100社以上、5000人超のハイクラス人材を見極めた、経営×人材の超プロが初めて体系化した「人を選ぶ技術」の全ノウハウを公開!人生において、なんらかの成功を目論むならば、アイデアよりも、ファイナンスよりも、方法論よりも、はるかに重要なことがあります。それは――「誰を選ぶか」です。「誰を仲間に引き入れるべきか?」「誰を人生のパートナーとして選ぶべきか?」人を見る目は、運動神経や音感といった「センス」のようなものだと勘違いし、あきらめている人が多いでしょう。しかし、自己流で場数を踏むだけでは、なかなか伸ばすことが難しいのが現実です。本書は人材採用・人材登用の世界最高峰の現場で磨き込まれたフレームワーク、技術を惜しげもなく公開します。できるだけ一般のシーンで使えるようにアレンジし、著者のふんだんな経験からくる事例を交えつつ、誰でも結果が出せるよう、超実践的に解説しています。人間を「構造」で捉える本書のメソッドを身につけさえすれば、誰もが「人を見る目がある人」になれることを約束します。■本書の構成序章 「人を選ぶ」ということの意義第1章 「人を見る目」を分解する第2章 人を「階層」で捉える第3章 相手の本質を見抜く実践メソッド第4章 人を見る達人となるために第5章 地雷を踏まないための知恵第6章 人を選ぶ現場で今起こっていること終章 「人を見る力」がもたらす究極の喜び人事領域のおすすめ書籍⑦ファンベース著者:佐藤 尚之発売日:2018年2月6日■Amazonでの紹介文人口急減やウルトラ高齢化、超成熟市場、情報過多などで、新規顧客獲得がどんどん困難になっているこの時代。生活者の消費行動を促すためには「ファンベース」が絶対に必要だ。それは、ファンを大切にし、ファンをベースにして中長期的に売上や価値を上げていく考え方であり、その重要性と効果的な運用の方法を、豊富なデータや事例を挙げて具体的に紹介する。『明日のプランニング』に続く、さとなおの最新マーケティングの必読書。人事領域のおすすめ書籍⑧図解 人材マネジメント 入門 人事の基礎をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ著者:坪谷 邦生発売日:2020年6月26日■Amazonでの紹介文◎人事力検定『人材マネジメント入門』公式テキスト◎ Q&Aと図解ですぐに読める! 現場で使える知識が満載◎ 組織を成長させるための理論と実践を体系的にまとめて収録◎ 「トヨタ・リクルート・サイボウズ・アカツキ」の実例も紹介当書は 10章×10のツボと 4 社の実例により、人材マネジメントの基礎知識を図解と文章で展開していきます。気になるツボだけを「つまみ食い」することもできますし、通して読めば構造的に人材マネジメントを把握することができます。Chapter 1. 人材マネジメント人材マネジメント全体の目的、歴史、構造、日本の特徴、効果的に 行う方法などの概論です。Chapter 2. 人事評価人材マネジメントの判断情報となる「人事評価」。その目的、対象と主な方法、 これからの展望について解説します。Chapter 3. 賃金・退職金(外的報酬)働くことによって得られる「報酬」のうち、外的報酬と呼ば れる「賃金・退職金」。その内訳と決定方法、重要な納得感の醸成について解説します。Chapter 4. 働きがい(内的報酬)報酬のうち、内的報酬と呼ばれる「働きがい」。日本の現状や、向上させる方法について解説します。Chapter 5. 等級人材マネジメントの方針を具現化した骨格である「等級」。その歴史と種類、自社に適した等級について解説します。Chapter 6. 採用人材の流れである「リソースフロー」の入り口「採用」。人員計画、人材要件、選考の手法について解説します。Chapter 7. 異動・代謝リソースフローの中心であり適材適所の重要な手法である「異動」、そしてリソースフローの出口である「代謝」。その方法と日本の特徴について解説します。Chapter 8. 人材開発企業が投資して人を育成する「人材開発」。対象となる能力、方法、これからの展望について解説します。Chapter 9. 組織開発組織の効果を高める計画的な取り組みである「組織開発」。その定義、対象、方法について解説します。Chapter 10. 働く人働く人の視点で、キャリアと専門職プロフェッショナルについて考えます。また、各章末には「4社の事例」として実際の企業がどのように人材マネジメントを実践しているのか、企業規模と育成雇用のスタンスから4タイプの実例を挙げています。さらに人事担当者、管理職、経営者、人材業界のそれぞれも方に向けた著者からのメッセージを「まとめ」も各章ごとに掲載しています。人事領域のおすすめ書籍⑨人材開発・組織開発コンサルティング 人と組織の「課題解決」入門著者:中原 淳発売日:2023年6月28日■Amazonでの紹介文人と組織の課題解決のための7つのステップを徹底解説!■メンバーとの信頼をいかに築くのか?■現場のデータ収集・分析のコツとは?■理想的な対話と決断の場をつくるには?■現場実践の促進と評価のポイントとは?企業の人事・教育担当者から社外コンサルタントまで必読。人材開発・組織開発に携わるすべての人々のために編まれた「日本初の教科書」です!本書は、企業の人事・教育担当者から、社外コンサルタントまで、人材開発・組織開発に携わるすべての人々のために編まれた「日本初の教科書」です。誰もが学び、実践できるように、人と組織の課題解決プロセスを7つのステップとして定式化し、各ステップにおける知識とノウハウを余すところなく記述しました。この20年間で、人材開発・組織開発にまつわる科学的な理論や概念が広く知られるようになりました。かつては限られた人だけが知るものだった専門的な知識やスキルを、今では、教育機関や書籍で学べるようになっています。しかし、一方で、人と組織の課題は「科学知」だけで解決することはできません。目の前のクライアントに最もフィットした実践を成し遂げるためには、その現場を歩き、現場の人々と関わり、現場に広がる意味をさぐることが不可欠だからです。そこで求められるのが「臨床知」の発揮です。本書では、人と組織に関する「科学知」と「臨床知」を統合した、アカデミックかつ実践的な課題解決プロセスを徹底解説します。本書で学び、自ら実践経験を積むことで、より効果的・効率的に、人材開発・組織開発を実践できるようになるはずです。現場に立ち、課題と格闘する「あなた」に、この本が「届くこと」を願います。最後にここまで本記事をお読みいただきまして、ありがとうございました!読んだことがある書籍はありましたでしょうか?わりと定番の書籍たちなのでわりと読んでましたかね?もし、まだ読んでいない書籍がありましたら、騙されたと思ってぜひ読んでみてください。というわけで、最後に2点だけ告知です。弊社 FiVEでは「苦しんでいる人事や経営者の力になる」ために人事支援サポート(いわゆるコンサルティングサービス)とメンタリングサポートを提供しております!■ 人・組織の困ったをハンズオンで解決に導く人事支援サービス※人事支援サポートの詳細:https://fiveinc.co.jp/Information/blog3法人向けだけでなく、個人向けにも提供しているので、こちらもお気軽にご相談くださいませ!!その他、人・組織でなにかお困りごとがありましたら、下記からお問い合わせいただけますと幸いです。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました🙏!